難聴の種類は、障害の起きた耳の部位によって伝音性難聴・感音性難聴・混合性難聴に分類され、突発性難聴やメニエール病などの耳の病気で治療を要する難聴、一時的な難聴であまり心配要らない難聴、誰もが年齢を重ねて起きる老人性難聴など様々です。難聴を聴力検査結果でで定義づけることは難しいのですが、社会適応聴力(30デシベル)より聴力が悪化すると耳の聴えが悪くなったと自他ともに認識・自覚するようになるようです。
難聴の種類のうち、伝音性難聴は外耳と中耳に異常がある場合に起こる難聴で、感音性難聴は内耳に異常がある場合の難聴です。混合性難聴は伝音性難聴と感音性難聴の混合型の難聴です。外耳にあたる器官は耳介・外耳道・鼓膜で、中耳は耳小骨、内耳は半規管・前庭・蝸牛・聴神経です。音が外耳道を伝わって鼓膜を振るわせる⇒中耳の3つの耳小骨を振動させる⇒内耳で音を電気信号に変換して聴神経を介して大脳に伝わることで、はじめて音を認識します。これら器官に異常があれば、難聴を含む聴覚障害が起こります。大脳に障害があって聴こえない場合は難聴とは呼ばず、感覚性失語症と呼びます。
■難聴の種類
難聴は、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3種類に分類され、難聴度合いは一般的に軽度難聴・中度難聴・高度難聴に分けられます。
○難聴の種類:伝音性難聴
伝音性難聴は、外耳から中耳までの伝音系に障害がある難聴で、感音系には障害がありません。補聴器を用いて音を大きくすることで、かなり明瞭に聞き取ることができるようになります。伝音声難聴は聴力レベルが70dB(デシベル)を超えることはなく、高度難聴になることはありません。
○難聴の種類:感音性難聴
感音性難聴は、内耳から中枢までの感音系に障害がある難聴で、伝音系には障害がありません。難聴レベルは軽度から重度まであります。補聴器を使って音を大きくしても、音が歪んで聴こえるため明瞭な聞き取りは難しく、低音よりも高音が聞こえにくいことが多く、音を少し大きくしただけでもうるさく感じたりします。残念ながら現時点では治療方法がないとされており、軽度~中度難聴では補聴器が役立ちますが、高度難聴では補聴器を使用しても言葉の判別が困難になります。
○難聴の種類:混合性難聴
混合性難聴は、伝音性難聴と感音性難聴の両方がある難聴です。
■難聴を引き起こす病気を伝音性難聴と感音性難聴に分類するとおよそ次のようになります。
○難聴の種類:伝音性難聴に分類される代表的な難聴
耳垢栓塞、鼓膜穿孔(穴)、中耳炎(急性中耳炎・慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎・滲出性中耳炎)、耳管狭窄、先天性の外耳・中耳の形態異常、耳硬化症、外傷性耳小骨連鎖離断など
○難聴の種類:感音性難聴に分類される代表的な難聴
突発性難聴、メニエール病、老人性難聴、騒音性難聴、内耳炎、聴神経腫瘍など
※耳介とは、軟骨を薄い皮下組織や皮膚で覆っている、いわゆる「耳」と呼んでいる部分のことです。

