低血圧の人で頭痛持ちが多いようです。低血圧と頭痛のメカニズムは解明されていませんが、低血圧で脳への血流が少なくないのを補うために血管が拡張するため頭痛が起きると推察されます。低血圧の人の頭痛は、二日酔いのような頭痛、頭が重いような頭痛、ズキンズキンする頭痛などで、典型的な緊張性頭痛や片頭痛とは症状が違うようです。
低血圧ではズキンズキンする片頭痛のような頭痛だけでなく、首から肩の血液循環が悪くなりがちであることで緊張性頭痛ににた頭痛症状が現われることもあります。低血圧による頭痛は午前中に起きることが多く、低血圧が比較的改善される午後には頭痛も軽減するようです。低血圧では血液の循環が遅く、体の場所によっては血流量が少なくなってしまう状態になります。急に立ち上がると眩暈(めまい)が起きるのは、急に血圧が下がることが原因です。低血圧症状を伴う起立性調節障害では頭痛を伴うとされ、このタイプの頭痛は小学校高学年~中学校低学年の女子に多い頭痛です。寝ている姿勢から起き上がろうとすると、最高血圧が下がり最低血圧が上がることで脈圧が減るために脳への血流が減って脳貧血性の頭痛を起こすとされています。
低血圧による頭痛予防は、食事や運動、規則正しい生活です。朝目覚めたらすぐ起き上がらないで、布団の中で体を縮めたり伸ばしたりするなど少し体を動かして血液循環をしてから起き上がりましょう。朝食は体を目覚めさせますから、食欲がなくとも少しでもよいので消化の良い温かいものを食するのが良いです。
低血圧の症状は、生活リズムやストレス、環境などに影響されやすいといわれています。低血圧で頭痛・肩こり・倦怠感・めまい・疲労感などつらい症状がある場合は病院で診察を受けることをおすすめします。

