イボ痔とよばれる痔核の症状と治療は内痔核と外痔核で異なります。初期の痔核において、内痔核では痛みを感じることは少ないですが外痔核では痛みの自覚症状があります。痔核のある部位が違うため治療方法も異なります。
外痔核で多いのは血栓性外痔核で、症状は強い痛みを伴ってしこりが突如として肛門の外に出現しますが、出血は稀とされています。血栓部分の皮膚が破れると出血し、血栓が縮小すると痛みも治まります。治療は軟膏・鎮痛剤・入浴などの保存的療法です。血栓が吸収されるようにして治す治療方法や、大きな血栓の場合では血栓除去術という切開手術を行うことがあります。外痔核は通常食生活の改善などの生活指導と薬物療法で、大きな血栓性外痔核でなければ手術に至ることはあまりないようです。
出血が特徴の内痔核の症状は4段階に分かれます。初期症状では出血していても痛みがないのですが、症状が進行すると排便時に脱肛(痔核がはみ出る)が現れ、進行すると脱肛が戻らなくなってなってしまいます。
痔核の治療において、出血や痛みは主に保存的治療として、肛門を清潔にして温め、食事療法で便秘下痢にならないようにしします。他にも整腸剤の服用や、軟膏・鎮痛剤・抗炎症剤を使用します。脱肛の治療は手術になります。内痔核根本手術としては、結紮切除術やPPH法などがあります。症状が重度の脱肛でなければ日帰り手術で入院しなくともよいようです。

