痔の原因は、便秘や下痢、肉体疲労、ストレス、冷え、飲酒、女性の生理などがあげられます。また、加齢によっても痔になりやすくなります。どの痔でも炎症が引き金になっており、痔の原因となる炎症を引き起こす原因を取り除いたり改善することが痔の予防になります。
もともと肛門は強い免疫能力を備えているのですが、攻撃因子と防御因子によって痔の原因となる炎症を引き起こします。攻撃因子としては便秘や下痢・飲酒、防御因子の低下として肉体疲労・ストレス・加齢が該当します。
■痔の原因:便秘・下痢
肛門にある便は細菌を含みアルカリ性であるため必然的に肛門の粘膜を刺激します。便秘下痢の状態ではより強い刺激を与えることになります。便秘では硬い便になっているため粘膜を傷つけることによる炎症や、長時間肛門内に留まるために細菌感染による炎症をおこしたり、排便時に力むことで肛門周辺に強い圧力がかかって痔のひとつである痔核(イボ痔)を引き起こしたりします。下痢も便秘と同様に、下痢状態の勢いのある便が粘膜を傷つけて裂肛(切れ痔・裂け痔)の原因になったり、肛門腺窩(肛門にできた小さな穴)に便が入って痔ろう(痔瘻)の原因になったりします。
■痔の原因:肉体疲労・ストレス
肉体疲労や精神的ストレスは身体の免疫機能を低下させて炎症を起こしやすい状態になり、痔の原因になります。
■痔の原因:冷え
身体が冷えると肛門周辺の血行も悪くなって防御機能が低下して炎症を起こし状態になります。冷え性の人は痔になりやすいといえます。
■痔の原因:飲酒
血管拡張作用があるアルコールは痔の原因になります。過度の飲酒は慎みましょう。
■痔の原因:女性の生理
生理中の特定のホルモンの減少による炎症を引き起こす要因が生まれます。また、生理中は便秘や下痢になりやすいといわれています。
■痔の原因:加齢
二足歩行により上半身の体重が腰部や肛門周辺にかかり筋肉や血管が圧迫されて炎症を起こしやすい状態に加えて、残念ながら肛門の支持組織が40歳過ぎから弱くなり痔になりやすくなります。

