体に異常があると尿の色・臭い・量が変わることがあります。尿の色・尿の臭い・尿の量で健康状態を知ることができます。腎臓や肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており病気の症状が表に現われにくいです。日頃の尿の色・尿の臭い・排尿量をチェックしましょう。
尿の色・尿の臭い・排尿量は健康状態のバロメータといえます。正常な尿の色は淡黄色~黄褐色透明で、少しすっぱいような臭いで、排尿の量は通常1日1~2リットルといわれています。体の健康状態で尿の色や臭い、排尿量が変わります。尿の色は水分摂取量が多くなれば無色に近づき、水分摂取量が少なくなれば黄褐色になっていきます。尿の中のミネラル成分による尿の濁りは生理的なものです。食品や薬の摂取とは無関係に尿の変色したときや、尿の色の異常が数日続いたり繰り返し起きるときは医師に相談する必要があります。尿の量は1日1~2リットルの範囲よりも多すぎたり少なすぎる場合は、多尿・乏尿・無尿と呼ばれます。水分をたくさん飲むと尿の量は当然多くなります。排尿量が多いことに加えて喉が頻繁に乾くようなら糖尿病や慢性腎盂炎が疑われます。
■尿の色と病気
○尿の色:尿が白く濁っている
膀胱炎、腎盂腎炎、フィラリア症
○尿の色:尿が赤色~赤褐色(血尿)
糸球体腎炎、膀胱炎、尿路炎、尿路結石(腎臓結石・尿管結石・膀胱結石)、膀胱がん、急性腎盂腎炎、前立腺疾患(前立腺肥大症・前立腺がん)
○尿の色:尿が黄褐色~茶褐色
急性ウイルス性肝炎や肝硬変などの肝臓障害
○尿の色:尿がワイン・コーラ色
ポルフィリン症、溶解性貧血、発作性夜間血色尿症
■尿の臭いと病気
食事や飲酒などで尿の臭いは変わりますが、尿がかすかに甘い臭いがあるなら糖尿病の可能性があります。
■尿の量と病気
○尿の量が多い多尿(1日2~3リットル)
脳血管障害、脳外傷、尿崩症、多飲症、糖尿病、腎不全、腎硬化症、慢性糸球体腎炎、加齢による多尿
○尿の量が少ない乏尿(1日400ミリリットル以下)
嘔吐・下痢・発熱などによる水分欠乏による脱水症、心臓機能低下、急性腎不全、前立腺肥大や腫瘍、結石
○尿の量が少ない無尿(1日100ミリリットル以下)
真性無尿(血液循環障害や腎炎による)、仮性無尿(尿路結石、腫瘍、尿路狭窄による)

