溢流性尿失禁とは、常に膀胱内に尿が目一杯たまっているために許容量をこえた尿があふれて少しずつ尿が漏れる尿もれです。溢流性尿失禁は男性に多い尿もれ(尿失禁)です。溢流性尿失禁の原因になる代表的な病気に前立腺肥大症・尿道狭窄・末梢神経障害があり、排尿困難(尿が出にくい排尿障害)があるのが特徴です。溢流性尿失禁の治療は排尿困難を引き起こしている病気の治療が優先されます。
溢流性尿失禁は、膀胱の許容量一杯にたまった尿に加えて腎臓から流れてくる新しい尿のために、膀胱から尿が溢れ出ることから溢流性(いつりゅうせい)尿失禁と呼ばれます。溢流性尿失禁が続くと腎臓機能低下や尿路感染症を引き起こすことがあります。溢流性尿失禁は腹圧性尿失禁との鑑別が大切です。
■溢流性尿失禁の原因になる病気
溢流性尿失禁の原因には、男性に多い前立腺肥大症・前立腺がんや尿道閉塞、末梢神経障害による膀胱収縮不全があります。このことから男性に溢流性尿失禁が多いといわれていますが、女性でも稀に尿道狭窄や糖尿病による膀胱収縮の阻害によってもこの尿漏れを起こすことがあります。
■溢流性尿失禁の治療
溢流性尿失禁の治療は、排尿困難の原因になっている病気の治療がまず行われます。自分で尿を出す自己導尿や、膀胱の力を強めたり尿道を緩める薬で、膀胱内の尿の量を減らすことで尿失禁(尿漏れ)が改善されるようです。
※排尿トラブルの一つである尿失禁(尿漏れ)には、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、機能性尿失禁、溢流性尿失禁があります。

