顔ダニでにきびができることがあります。かといって、顔ダニ(ニキビダニ)がにきびの原因になるのは、過剰に顔ダニが繁殖したときですから、通常の洗顔と正しいスキンケアをしていればニキビダニが異常に増殖することはありません。顔ダニ(ニキビダニ)は殆どの人にいます。顔ダニ(ニキビダニ)を気にするあまりに、洗顔をしすぎたり殺菌効果の強い化粧品を使い過ぎることによる肌トラブルの方が心配です。顔ダニ対策は、通常の洗顔とスキンケアや寝具などを清潔に保つことです。顔ダニの治療には塗り薬が処方されます。
顔ダニ(ニキビダニ)は、毛包虫とも呼ばれ、主に毛根に生息するデモデクス・フォリキュロラム(ニキビダニ)と、主に皮脂腺に生息するデモデクス・ブレビス(コニキビダニ)という2種類あり、寄生する場所を棲み分けています。殆どの人に生息している皮膚常在性の顔ダニは、余分な皮脂を食べる働きで皮脂の量を調整し皮膚を酸性状態に保って細菌から皮膚を保護をしています。ところが、免疫力の低下や過剰な皮脂・古い汚れた角質が溜まっていると顔ダニが異常増殖して、肌荒れや炎症を伴うにきびの原因になる場合もあります。ダニは基本的に夜行性ですから、夜に皮膚表面に出てきて死骸になったり排泄しますが、異常な過剰繁殖をしない限り悪影響はありません。顔ダニ対策はにきび対策と同様に、洗顔・スキンケア・清潔な寝具などの環境・栄養バランスのとれた食事などです。正しい洗顔と正しいスキンケアをしていれば顔ダニが異常増殖する心配はないようですが、顔ダニ(ニキビダニ)がにきびを悪化させているケースがあります。例えば、中高年の女性で鼻から口の周囲の赤い治りにくいニキビは、顔ダニ(ニキビダニ)がにきびを悪化させている可能性もあります。顔ダニ(ニキビダニ)によるニキビと通常ニキビの相違点は、コメド(面皰)を欠き、発疹が赤く、膿疱が顔面に集中していることです。早めに皮膚科を受診し治療することをおすすめします。
顔ダニ(ニキビダニ)のほかに、マラセチアというカビ(真菌)が原因でニキビのようなマラセチア毛包炎症を起こすことがあります。顔だけでなく胸や背中にもできます。普通のニキビは背中の肩甲骨の間であるのに対して、カビ(真菌)が原因の場合は全体的に赤くポツポツとできることが多く、普通のニキビのように大きく脹れることはありません。カビ(真菌)ですから、繁殖しやすい夏にでやすいです。いわゆるニキビとは治療法が違います。
たかがニキビと侮ってはいけません。にきびが治りにくい、にきびが悪化した、ニキビがひどいならば、自己判断でニキビケアを続けるのではなく皮膚科に相談して治療をうけるのがベストです。

