口臭の原因の8割強が口の中にあるのです。歯垢(プラーク)、歯石、舌苔(ぜったい)、口の中の清掃不良、歯周病、虫歯、口内炎、ドライマウス(口腔乾燥症)など口臭の原因がてんこもりです。
口臭の原因はまさに口の中にありました。口の中の正しい清掃と治療で、口臭の原因の8割強を解消することができます。
口の中のお手入れで口臭の予防対策をしましょう。まずは、丁寧な歯磨きで歯垢(プラーク)撃退ですね。
■口臭の原因:口の中の清掃不足(歯垢=プラーク、歯石)
歯垢(プラーク)・歯石は、口臭の原因だけでなく、虫歯、歯周病の原因でもあります。お口の中の清掃を怠ると、口の中は歯垢(プラーク)と歯石の巣窟になります。そうなる前に予防対策をしてください。
■口臭の原因:舌苔
舌苔が口臭の原因になっていることも多いそうです。舌苔(ぜったい)の表面に付着した白色または黄褐色の苔のようなもので、細菌と、その代謝産物からなっています。舌苔は誰にもあって完全除去はできません。舌苔は口の中の細菌の生態系に関係していますし、多少の舌苔で口臭が気になることもないようです。
ですが、ドライマウスや口呼吸、口の中が清潔でない、胃腸の調子が悪い、起床時・空腹時に舌苔の量が増えたりして口臭として感じられるようになります。
また、慢性胃炎での舌苔は汚れた厚い灰白色で、熱性疾患での舌苔は厚い褐色になる、など健康状態を反映していることがあります。
■口臭の原因:虫歯
虫歯は口臭の原因です。虫歯の臭いはイオウのような臭いで、進行した虫歯や化膿した歯はかなりの悪臭です。
虫歯につまった歯垢(プラーク)や食べかすも口臭の原因になります。
口の中のミュータンス菌という細菌が糖から酸を作ります。虫歯とは、この酸で歯が溶かされる病気です。
虫歯になる条件は、歯、歯垢、糖の3つが揃ったときです。虫歯の予防は、歯垢の除去や甘いものを控えるなど3つの条件が揃わないようにすることです。虫歯による口臭予防対策は、虫歯になる原因を取り除くことです。先ずは歯垢除去(プラークコントロール)ですね。虫歯ができてしまったら歯科医院で治療です。軽い虫歯のうちに治療をしましょう。
■口臭の原因:歯周病
歯肉炎では膿がでたりしますから、口臭はまさに悪臭です。
歯周病は歯垢(プラーク)で引き起こされる歯の周りの病気です。歯肉炎と歯周炎に大別されます。
○口臭の原因:歯周病(歯肉炎)
歯肉炎は歯肉の炎症で出血や腫れがあります。放置すると歯周炎に進行してしまいます。
※一般的な歯肉炎のほかに、妊娠性歯肉炎、高血圧治療薬を内服場合などの薬物性歯肉炎などがあります。
○口臭の原因:歯周病(歯周炎)
歯周炎とは、歯を支える歯槽骨が破壊される病気です。いわゆる歯槽膿漏は成人性歯周炎のことです。歯周炎で最も多い歯槽膿漏(成人性歯周炎)は、年齢30歳代から始まり進行は緩やかです。初期には歯磨きの時に出血がある程度の症状ですが、中程度の歯周炎になると歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)の歯周病菌(歯垢・歯石・虫歯の原因のミュータンス菌のことです)が歯槽骨を吸収していきます。この頃から、歯がぐらつく、歯を磨くと血が出る、口臭がある、噛むと痛いなどの自覚症状がでてきます。
※歯周炎の種類は様々で、急速に進行が進んだり、遺伝的要素を含む歯周炎もあります。
■口臭の原因:口内炎
口内炎とは、口の中の粘膜に楕円形の黄白色の潰瘍ができる炎症です。頬の内側、舌、歯ぐきにできます。口内炎の種類はいろいろですが、アフタ性口内炎が一般的です。症状は、出血する、食事時にしみる、口の中が乾燥するなど。
※口臭の原因の雑学
口内炎と思っていたら「がん」なんてことも。口の中のがんは、長年のたばこや飲酒が原因といわれています。「Sake指数(日本酒に換算して1日に飲む合数と飲酒年数をかけた数値)」が100に達すると、口腔内のがんのリスクが一気に高まるそうです。

