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花粉症の注射

花粉症の注射治療には幾つかあります。減感作療法はよく知られている花粉症の注射治療です。この注射治療は花粉症の根治を目的とした花粉症の治療方法です。効果が出るまで2~3年掛かり治療結果も6割程度の完治率にとどまっているのが問題点といえます。巷で一発で花粉症が治るといわれているステロイド注射は、即効性や効果が高いのですが副作用も強いですし、一時的に花粉症の症状を抑える対症療法にすぎませんから、即飛びつくのは考えものです。花粉症の注射治療を受けるときは、医師の説明を十分に聞いて、納得した上で花粉症の注射治療にのぞみましょう。

減感作療法は花粉症の原因になる花粉(アレルゲン=抗原)成分を体内に入れて抗原にならそうとする根治療法です。減感作療法には通年法と季節前法があります。通年法は花粉症の季節が終わってからい1年かけて維持量まで注射をすることを3年つづけます。季節前法は花粉症の季節の数ヶ月前から週1回注射することから始まり花粉症の季節の直前まで週2~3回注射にふやしていって終了します。一般的な減感作療法は皮下注射ですが、舌下減感作療法という注射を用いない方法もあります。
花粉症の注射治療の中でもすぐに治ると言われるのが副腎皮質ホルモン(ステロイド)の筋肉内注射です。この花粉症の注射は比較的高い治療の効果が得られますが副作用が問題になります。注射してから効果が数週間持続するのは身体の中で薬剤が分解されにくく排泄されにくいことにあると考えられまます。これは注射の副作用が出ても原因になっている薬剤を取り除く処置が難しいということを意味します。糖尿病・気管支喘息・アトピー性皮膚炎・結核・胃潰瘍などがあるとその病気が悪化したりすることもあります。妊娠中の場合もリスクを伴います。ステロイド注射は花粉症の症状を軽くする簡単で便利な治療法ですが、その効果は一時的なものであること、なにより安全面を考えると避けたほうが良い花粉症の注射治療といえます。どうしてもという場合は、医師と相談するのもよいかもしれません。また、医師が花粉症の注射を勧めるようなら、十分な説明をうけて自己責任のもとに注射をするかどうか決めてください。
花粉症の注射治療には減感作療法や副腎皮質ホルモンのほかに、免疫療法(皮内注射)、ヒスタミン添加免疫グロブリン(筋肉内注射)、星状神経節ブロック(首に麻酔薬を注射)などがあります。注射以外の治療法としては、飲み薬・目薬・点鼻薬、レーザー治療、民間療法など様々です。自分の花粉症に合った治療方法を見つけるのが大切です。

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