デオロラント剤(制汗剤)や病院での治療も多汗症対策ですが、自分で汗のコントロールができる方法はと考えたことはありませんか?ちょっと地味で即効性はありませんが、呼吸法の訓練をすることで副交感神経の働きを正常にして、交感神経の暴走を抑制することで、発汗を抑える方法です。一時的に汗を止める方法もあるにはあるのですが、あくまでも一時的に汗を止める方法で実用的とはいいがたいようです。正しい呼吸法を身につけることで多汗症対策をしてみませんか?
血液中の二酸化炭素濃度が高まると、発汗中枢が刺激されて汗が多く出ます。呼吸には意識的に自律神経をコントロールできる働きがあります。これでお分かりとおもいます。正しい呼吸法を身につけることは汗のコントロール=多汗症対策になります。呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸があります。肋骨の間の筋肉を伸縮させて肺を横に広げる胸式呼吸に比べて、腹式呼吸は肺の下の横隔膜を大きく上下させて空気を吸い込む呼吸法で、より多くの酸素を吸い込めるだけでなく、内臓のストレッチにもなり、腸の調子も整えます。腹式呼吸について様々な本が書店に並んでいますから、書店をのぞいてみるのもよいですね。腹式呼吸法でよく知られているのが丹田呼吸法です。丹田は臍下の下腹部にあたります。座位での丹田呼吸法をご紹介します。仰向けに寝て行うこともできます。慣れるまでは下腹部に手をあててお腹のふくらむのを意識しながら行うとよいです。
息を吐ききります⇒鼻からゆっくりと肺底までいっぱいに息を吸い込みます(下腹部で空気を吸い込む感じで)⇒5~10秒位息を止めます⇒鼻から静かに息を吐きながら下腹部の力も静かに抜きます。これが1セットです。毎日朝夜最低20セット行います。1日に何回かに分けて行ってもよいようですが、毎日行うことがポイントです。4ヶ月程で何かしらの変化が期待できます。
イライラしているとき・不安なとき・焦っているときは浅い呼吸になっています。浅い呼吸では、十分な酸素を吸い込めず二酸化炭素も十分排出されない状態ですから、血液中の二酸化炭素濃度も高くなってしまいます。呼吸法は自律神経失調症に効果があるといわれています。多汗症と自律神経は深い関係にあります。一度は呼吸法を多汗症対策(汗のコントロール方法)として試してみることをおすすめします。
一時的に頭や顔の汗を止める方法は、両脇の下5cm部分か両胸の上部分をギュッと押さえると数分は汗を抑えられる方法です。女性向きの一時的に汗をかかない方法としては「ブラジャーを少しきつめにする」方法もあります。これらの方法は、頭や顔などの胸から上の汗の量が一時的に減少しますが、、逆に足の裏などの下半身の汗の量が増えてしまうのが欠点です。一時的でも良いからどうしても頭や顔などの汗を止めたいときの対処法として憶えておいてもよい程度の多汗症対策かもしれません。

