多汗症対策として入浴があります。汗腺トレーニングだけでなくリラックス効果もあります。全身に汗をかくと、顔だけ・手のひらだけの発汗は減少します。夏に全身に良い汗をかくようにするのが一番の汗腺トレーニングになるのですが、冬に汗をかくには入浴がおすすめです。普段の入浴方法をちょっと工夫しましょう。岩盤浴・半身浴・スチームミストも効果的といわれています。多汗症と診断されたけれど手術をする程でもないし治療も大変そう、という人にはおすすめの多汗症対策です。汗かき体質で困っている人にも試して欲しい方法です。
良い汗をかくにはお風呂を利用するのが便利です。多汗症対策としての入浴は、体の内側を温めて血行を促進させるだけでなく、汗腺を開かせて、全身に汗をかくことで汗腺の機能を活発にして良い汗がかけるようにします。手のひら多汗症や足の裏多汗症などの局所性多汗症に効果が期待される多汗症対策です。汗をかく必要がなくなると汗腺は退化していきます。冷暖房に頼りがちの現代人は自分で体温調節をしずらく、多汗症でもないのに大粒の汗をかく傾向があるようです。エアコンは便利で快適な反面、実際に汗をかいて体温調節する汗腺が退化して減少してしまいます。休眠状態の汗腺を刺激して能動汗腺を多くすることで、一つの汗腺からでる汗の量を減らせば、大粒の汗にはならず蒸発しやすい汗がかけるようになります。入浴は汗腺機能を正常に保って、リラックス効果があり、気温の変化にも対応できる体づくりになります。入浴は手軽な多汗症対策といえます。シャワーだけで済ませる習慣は、多汗症でなくても悪い汗をかきやすくなる原因です。ぬるめのお湯には、副交感神経を優位にするリラックス効果も期待できます。ぬるめのお湯のお風呂の湯船にゆったり浸かって汗を出す習慣が多汗症の改善につながります。
入浴方法には、高温手足浴(膝下と肘から先を熱めのお湯につける)、半身浴(みぞおち下までをぬるめのお風呂にゆったり浸かる)のほか、岩盤浴やスチームミストで発汗する方法もあります。
多汗症の人にお勧めの入浴法としては、さら湯のお風呂ではなく入浴剤をお風呂に入れたり、お風呂に炭を入れるのも遠赤外線が出て体が温まるので効果的といわれています。家で温泉気分というのもよいですね。他にも、酢風呂・笹風呂・緑茶風呂・ゆず風呂・牛乳風呂・マコモ風呂などにするなどがあります。
熱いお湯は心臓に負担がかかりますからぬるめのお湯をおすすめします。入浴後に汗をかいたまま放置すると体温が下がって体温調節が難しくなって、かえって発汗を促してしまいますから注意が必要です。また、浴槽や浴室から出たときの温度差にも注意が必要です。血圧の急激な変化で思わぬ結果を招きませんよう。。。
※36~38℃程度のぬるめのお湯は、副交感神経を刺激しますから、睡眠前やストレス対策によいです。逆に42℃以上の熱いお湯は交感神経を刺激しますから、低血圧気味の人や気分をリフレッシュしたいときに向いており、朝の寝覚めのときによいです。高血圧やお年寄りの熱いお湯での長湯は禁物です。

