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健康117ナビ > 多汗症の治療対策 > 多汗症の薬治療法(飲み薬)

多汗症の薬治療法(飲み薬)

多汗症の治療法として、薬物療法があります。多汗症の薬(飲み薬)としては、抗不安薬・自律神経調整薬・神経遮断薬などがあります。抗不安薬(精神安定剤)は直接発汗を抑えるというよりは間接的に発汗を抑えることを目的とした治療薬です。多汗症は自律神経と深い関係にあるため、自律神経調整薬も多汗症の症状を緩和する治療薬になります。神経遮断薬に関しては、副作用が強いため使用に否定的な医師が多いようです。

多汗症で精神科や心療内科を受診すると、抗不安薬(精神安定剤)や自律神経調整薬が処方されることも少なくありません。抗不安薬(精神安定剤)は緊張を緩和して不安を取り除くのが目的の薬です。抗不安薬(精神安定剤)そのものに制汗作用はありませんが、副交感神経を優位にすることで緊張を緩和させて、間接的に精神性発汗を抑制する作用が期待されます。抗不安薬(精神安定剤)としては、デパスやセルシンなどがあります。自律神経調整薬は自律神経失調症の症状の改善目的の薬です。多汗症は自律神経と密接な関係にありますから、自律神経失調症の薬を多汗症の薬としても処方されるわけです。自律神経調整薬のグランダキシンは自律神経失調症の治療薬として使われるほかに、更年期障害やムチウチ症などにもに使われる薬です。グランダキシンを服用すると比較的早く症状が楽になりますが、服用を止めるとまた症状を感じるようになります。グランダキシンには副作用として、眠気・ふらつき・めまい・口の渇き・吐き気・食欲不振・便秘などがあります。抗不安薬(精神安定剤)と自律神経調整薬の効果については個人差がありますが、上手く組み合わせて服用することで、多汗症の症状が抑えられて手術をしなくとも良いケースもあります。抗不安薬(精神安定剤)や自律神経調整薬を処方されたら、医師の指示通りに薬を飲むことが重要になります。効かないからといって、量を増やしたり、服用を止めてしまうのは逆効果になることもありますから、真に慎むべきです。副作用がでたり効果が見られない場合は、医師に相談して薬の種類を替えてもらうのもよいでしょう。
神経遮断薬は全身に作用し、局所多汗症に限らず全身性多汗や代償性発汗に対しても働きます。多汗症の治療薬として認可されている神経遮断薬はプロバンサインのみです。プロバンサインは胃潰瘍と多汗症の適応薬で、交感神経の伝達経路を遮断して汗を止める薬です。神経遮断薬は汗を抑えると同時に唾液も止まりますから喉が渇くことがあります。神経遮断薬は全身に作用するため、口渇・眠気・胃腸障害・便秘・調節麻痺性視力障害などの副作用が強く、神経遮断薬使用に否定的な医師も多いようです。

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