夏ばてしやすい人、汗っかき(多汗、大粒の汗をかく)の人は、運動不足の人が多いようです。少々の体温上昇では汗をかきません。かなり体温が上がってからやっと脳が反応して、多く汗を出せという指令を出しますので、いっきに大粒の汗になってしまうのです。汗腺を活発にして良い汗にしてください。
■流れる汗は夏ばての原因?
やっとかいた汗も大粒ですから体温がうまく下がりません。脳は更に汗をかくように指令を出し続けます。更に汗をかくのです。汗が蒸発して初めて体温が下がるわけですから、流れ落ちる多い汗は無駄な汗になってしまいます。汗をかくと体も疲れます。夏ばての悪循環に陥ります。
能動汗腺とは、実際に汗をかいて体温調節する働きをしている汗腺です。冷暖房のせいで汗腺は退化して能動汗腺が減少していきます。汗をかく必要がなくなると汗腺は退化して行きます。生後2年半で能動汗腺の数が決まり一生変わらないそうです。
では、能動汗腺が多いと汗っかきかというと、そうではないのですね。暑さに順応すると、汗をかかない代わりに血管が拡張して皮膚温度があがって汗を蒸発させやすくするんです。
高温多湿の日本の夏は、発汗には不向きな環境です。高い湿度では汗は蒸発しずらく、汗をかいても体温は下がりずらいのです。
能動汗腺が増えると汗腺一つ当たりの汗の量が減ります。つまり小さな汗になります。蒸発しやすい小さな汗がかける様に普段から体温調節ができる(体温を下げる機能がうまく働く)体にすることは夏ばて防止・予防につながります。
■夏ばて防止・予防:汗腺トレーニング
○冷房(クーラー)を控えて、暑さに順応しやすく汗をかく環境をつくります。冷房病予防にもなります。
○ウォーキングをする
毎日20分程ウォーキングをして体温を上昇させて汗をかく(汗ばむ程度のウォーキング)真夏日の日向でのウォーキングは避けてください。
○ストレッチをする
じんわり汗をかく程度がよいです。
○熱い飲物を飲む
コーヒー・お茶・ハーブティーなどの熱い飲物をのんで汗をかく
○入浴
下半身浴(腰湯)、足湯、岩盤浴など
■夏ばて防止・予防:お風呂で汗腺トレーニング
膝から下を43~44℃の熱いお湯に10~15分つける(5分位で汗をかきはじめます) ⇒ 全身を36℃くらいのぬるいお風呂に10~15分つかる(副交感神経が刺激されて体がリラックスして、汗腺を休めます) ⇒ 湯から上がったら、水分をふき取り服を着ずに汗を乾燥させます。その時は冷房(クーラー)の効いていない場所でゆったりくつろいでください。これで、よい汗が出てきて蒸発して自然に体が冷えてきます。(冷房の効いた場所では体の表面が冷えて汗腺が閉じて、よい汗をかかないのです)

