夏ばての原因は主に冷房病(不適応症候群)と微量栄養素欠乏症といわれています。
夏ばての防止・予防をして夏をのりきり、夏ばてによる体の不調を秋に持ち越さないことが肝心です。
いきなりの夏に体はすぐ順応できません。梅雨明けの真夏の急激な気候の変化に慣れるには1~2週間かかります。暑い夏には、体の暑熱順化で快適と感じる気温を冬よりも2~3℃高めになります。
■夏ばてと水分・発汗
よく汗をかく夏には、体内の水分・ミネラルが慢性的に不足しがちです。また、日本の多湿の夏のため、かたい汗が蒸発しきれずに体に熱がこもってしまいます。
発汗などで体の水分が少なくなると血液が凝縮されて、血液や体液の循環・調節が上手くいかなくなります。脳の血流も悪くなるので集中力や意欲低下もでてきます。
冷たい水を一気に飲むと胃腸に負担がかかって消化吸収能力が低下し食欲不振になります。
熱帯夜が拍車をかけて夏ばての悪循環が始まります。
※急激な水分不足になると脱水症状を起こし、倦怠感、めまい、頭痛、発熱、耳鳴り、冷や汗、顔面蒼白、動悸(脈数が多い)、尿が少なく濃いなどが起きます。
■夏ばての予防・防止
○まず夏ばての2大原因の、冷房病(不適応症候群)・微量栄養素欠乏症の原因を避けることが大切です。
○帽子をかぶり、直射日光に当たらないようにして、風通しのよい環境で過ごす
○体調を整えながら、運動したり仕事をする
○通気性と吸水性のある綿素材の下着を着用する
○汗をかき過ぎたかなと思ったら、冷たい水でなく、風通しのいい日陰で横になって、スポーツドリンク、温かい番茶・麦茶などをのみます。
○正しい食生活をする(汗をかくにもエネルギーが必要です。また、疲労回復にもビタミンB群は大切です)
○正しい水の飲み方をする(WHOでは、一般成人は食事以外にコップ9杯分の水を毎日飲むように、といっています。「少しずつ、頻繁に」水は分けて飲みましょう。夏場は汗をかきやすいのでミネラルの補給も忘れずに )
■夏ばてしやすい人
○あっさりした、のどごしのよいものばかり食べている
○のどが渇くと、ジュースや炭酸飲料を大量に飲む
○食欲がない時にアイスクリームやスイカを食事代わりにしてしまう
○日中は暑いので昼食抜き、涼しい夜にまとめ食いをしている
○最近、同じ様なものを繰り返し食べている
○夏になってから食がすすまない
○夏ばて防止に、焼肉・ウナギ・とんかつなどを良く食べる
○暑い日中は動かずに家でダラダラしている
○汗をかかないように水分を控えている
○寝苦しくて寝不足の日が続いている
○夜更かしをしている
○夏のビールは美味しくつい飲みすぎてしまう
○夏は食事を作るのが面倒になる
○火を使わない料理が多い
○冷房(クーラー)をガンガンきかせている
○低血圧・胃下垂だ

