メタボリックシンドロームの診断基準があります。メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満に脂質異常症(高脂血症)、高血圧、高血糖の3つのうち2つ以上が加わった状態です。メタボリックシンドロームは、メタボリック症候群・内臓脂肪症候群とも呼ばれます。先ずは内臓脂肪肥満かどうかあなたのウエストを計ってください。
メタボリックシンドローム(メタボリック症候群・内臓脂肪症候群)の診断基準は、次の1)に2)~4)の内2項目以上が該当する場合にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になります。
内臓脂肪を減らす必要のある方は、生活習慣を見直してください。
こんなことをしていませんか?
○満腹になるまで食べる
○緑黄色野菜は好きでない
○甘い食べ物や飲み物が好き
○夜食をとることが多い
○座り仕事が多い
○1日1時間以内しか歩かない
1)メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準:内臓脂肪の蓄積(内臓脂肪型肥満)
CTスキャンなどで内臓脂肪量を測定するのが望ましいのですが、内臓脂肪型肥満の目安としてウエストの周囲径を計ることでも推定できます。
○男性:85cm 女性:90cm
これ以上の場合は内臓脂肪の蓄積(内臓脂肪面積100平方cm以上に相当)があるとして要注意です。内臓脂肪を減らす努力をしてください。
※ウエスト測定は、立位(立って)、軽呼気(軽く息を吐いて)時、臍(へそ)レベルで計ります。脂肪蓄積が顕著で臍が下方に偏位している場合は肋骨下縁と前上腸骨棘の中点の高さで計ります。
2)メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準:血清脂質異常(脂質異常症=2007年に高脂血症は脂質異常症と名称変更になり脂質異常症の診断基準も改められました。)
○トリグリセリド値150mg/dL以上、HDLコレステロール値40mg/dL未満のいずれか、又は両方
・どちらかの異常があると脂質代謝異常があることになります。
3)メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準:高血圧(血圧高値)
○最高血圧(収縮期血圧)130mmHg以上、最低血圧(拡張期血圧)85mmHg以上のいずれか、又は両方
・正常血圧は最高血圧が130mmHg未満、最低血圧が85mmHg未満とされています。
4)メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準:高血糖
○空腹時血糖値110mg/dL以上
・この場合、糖代謝異常がある事になります。
・空腹時とは、16時間以上、最低でも12時間の断食・断酒が必要です
ダイエットをしているのになかなか痩せない方、皮下脂肪より内臓脂肪が先に減るのです。先ず内臓脂肪を減らして健康ダイエットをしましょう。
※メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の雑学
厚生労働省の平成16年度調査によると、メタボリックシンドローム有病者と、メタボリックシンドローム予備群を併せた割合は、男性:30歳代の約20%・~40歳代で40%以上、女性:30歳代の約3%・~40歳代で10%以上です。男女ともに40歳以上で特に高いです。
また、40歳以上では、男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム有病者またはメタボリックシンドローム予備軍でした。メタボリックシンドロームは、決して他人事ではありません。

